竜頭蛇尾 2006 6 4
お酒は楽しい。
だから、人は、酒を飲む。
しかし、いつの間にか、酒が人を飲むようになる。
そうなると、人生は、破滅する。
もうひとつ。
最初は、多くの人に、
美味しいものを食べさせようとして始めた「お店」だったのに、
いつの間にか、初心を忘れ、金儲けそのものが目的となってしまう。
そうなると、一見成功しているように見えるが、
静かに、常連客が離れていき、一見客ばかりになっている。
これは、株式市場においても、同じかもしれません。
最初は、株主価値の向上という大義名分があった。
だから、それを支援し、応援する人も多かった。
しかし、いつの間にか、初心を忘れ、どこへ行ってしまったのか。
公共性 publicness 2005 9 26
公共性が、長期に渡って失われる時代が続くかもしれません。
最近の政府(2005年9月当時)は、郵政民営化という得意分野に特化し、
大企業も、それぞれの得意分野に特化し、収益性の低い分野からは撤退しています。
新興企業に至っては、徹底的な拝金主義に特化しているかもしれません。
もはや、「公共性」という言葉は、死語になりつつあります。
こんな社会になってしまって、いいのでしょうか。
これが、私達日本人が目指す社会なのでしょうか。
そうだとすれば、実に悲しい。
どこへ行くのか、日本。
理念もなく、理想もなく。